
空調服は、実際に使ってみないとその良さがわからないな、というのが正直な感想です。
暑い夏は、汗をかくのが当たり前で、しっかりと水分補給して、塩分をとるということが普通のこととして受け入れていました。
私自身は、建築現場で作業をする職人さんです。
真夏は、10時の休憩、お昼休み、3時の休憩の3度、汗だくになった下着を着替えていました。
仕事終わりは、いつもぐったりと疲れ切っていました。
ここ数年、夏がくるのが辛い、というのが本音です。
ですが、今年からはついに空調服を使う決心をしました。
実際に使ってみた結果は、想像以上でありましたので、その感想をレビューしていきますので、まだ空調服を使ったことがない方の参考になればと思います。
そして、私の周りの方々も多くの人が空調服を利用していますので、その方たちの評判も合わせてお伝えしていきますので、参考にしてみてください。
なぜ空調服を使おうと思ったのか?
空調服は、建設現場では、もう当たり前のように職人さんが着用しています。
誰に聞いても、評判は良く、多くの人が使っているのをみると、効果はあるのだなあという印象でした。
空調服は、ここ4,5年で一気に使っている人が増えてきたように感じます。
それでも、私自身は使ってみようという気にはならなかったのです。
その理由として、
*そこまで効果があるのか疑心暗鬼であったから
*値段が高いような気がした
*夏は汗をかくものだという思い込み
ということで、今年もまた、空調服を使うということは考えていませんでした。
空調服を使わざるを得ない理由が
しかし、どうしても空調服を使わなければならない理由ができてしまいました。
それは、いま出入りしている現場が、7月1日から空調服を着用することが義務付けられているということで、否が応でも使わなければならなくなってしまいました。
そう、空調服を着ていないと現場に入れないということなのです。
仕事がなくなるのは困るので、慌てて空調服について調べてみると、様々な種類があり、どれが自分にとっていい空調服なのか見当がつきませんでした。
空調服は、決して安いというものではないので、しっかりとリサーチして、自分に合った空調服を購入しなければならないなと感じました。
そもそも、空調服のこと自体をあまり理解していなかったというのが本音でした。
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空調服とは?
空調服を購入
いよいよ空調服を購入することにしました。
色々リサーチした結果、自分には作業のしやすさを考えてベストタイプがいいのではないかという結論になりました。
そして、汗かきなので、バッテリーの稼働時間は長いほうが、連続運転できるだろうと思い、バッテリーのパワーが強いものを選びました。
購入した空調服は、バートルのエアクラフトベストAC1024という商品です。
そして、スペアーの空調服の衣服も一着ついでに頼んでおきました。
税込みで2万円ちょっとで、ネットで注文しました。
在庫がありましたので、3日ほどで自宅に届きました。
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空調服の種類
どんな空調服を購入したか?
バートルのエアクラフトベストAC1024
株式会社バートルは、エアクラフトというシリーズで空調服を販売しています。
そのエアクラフトのベストタイプを購入することにしました。
選んだ理由としましては、
暑い日に1日中使用していると電池切れの心配があるのではないかと思い、バッテリーが高出力のタイプがいいのかなと考えました。
バートルは最大出力が業界最大級の12Vで、バッテリーの稼働時間も10Vで7時間と、かなりポテンシャルが高い商品となっていました。
そして、衣服もデザイン性がよく、なおかつ動きやすいベストタイプを選択しました。
このシリーズは、衣服の生地はポリエステル100%で、撥水加工がされていますので、多少の雨でも問題がないというところも利点に思いました。
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空調服を着てみた感想は?
空調服が自宅に届き、さっそく試着してみることにしました。
まずは、衣服に小型ファンとバッテリーを装着する必要があり、それぞれ箱から取り出して順番に取り付けていきました。
持ってみた感じは、小型ファンはそれほど重さを感じませんでしたが、バッテリーは少しずしりと重みを感じました。
取り付けは、いたって簡単で、小型ファンは衣服に空いた穴に取り付け、バッテリーは収納ポケットに入れて、あとはケーブルでつなぐだけでした。
2~3分で装着完了してしまいましたので、全く手間にならず、洗濯時に取り外すときにも面倒と感じることはなさそうです。
いよいよ、空調服を着てみましたが、ものすごく着心地は良く、小型ファンやバッテリーの重さもさほど感じませんでした。
そして、電源を入れてみました。
操作性も、電源の入り切りはボタンの長押し、強弱はボタンを押すごとに切り替わるというシンプルな作りとなっています。
電源を入れてみると、すぐに、衣服内に風が行き渡り心地よく快適でした。
衣服は膨らみますが、襟元から首にかけて風が流れてきて、ちょうど顔のあたりに風があたり気持ちいいのが印象的でした。
いまは、暑いという環境にいないので、実際に暑い現場でどのような効果があるのか気になるところとなりました。
空調服を使った感想をレビュー
ついに現場で空調服を初めて使う日が来ました。
7月上旬ですので、まだ真夏というわけではありませんが、今日も朝から蒸し暑い日でしたので、どれぐらいの効果がるのか楽しみです。
ちなみに、私自身は超がつくぐらいの汗かきで、最初にも触れた通り10時と12時と3時、そして帰りにも下着を取り替えます。
日にもよりますが、暑い日には汗ずくずくになることが殆どで、帰りにはぐったりしているのが普通でした。
朝礼が終わり、作業開始と同時に空調服の電源を入れ、8Vで連続運転していました。
作業中は、多少の暑さは感じましたが、いつものような汗が止まらないということはないように感じましたし、実際に下着がベトベトしていませんでした。
10時の休憩になり、下着を確認してみましたが、多少の汗はかいていましたが、取り替えると言うほどではない状態でしたので、そのまま着替えませんでした。
空調服は動きづらい?
空調服を着て、腰袋をするとなると若干ですが、腰回りがガチャガチャする感じはありますが、それほど邪魔に感じるということはないように思います。
空調服の電源を入れると、衣服が全体的に膨らんでしまいますが、それもそれほど気にならないと言えます。
空調服を着ていると動きづらくなるのかなという心配をしていましたが、作業に支障をきたすということはないように感じました。
ベストタイプを選んだのが正解だったのかなと思いました。
ですが、機会があれば長袖タイプや半袖タイプも試してみたいなという興味も持ちました。
空調服の効果を実感
気温が上がる昼中は、やっぱり暑さを感じます。
私が使用している空調服の風量調整は、6V、8V、10V、12Vの4段階の調整が可能で、通常は8Vで使用しています。
昼中でも、よほどの暑さを感じない限りは8Vで充分暑さをしのげますが、どうしてもの時は10Vまで風量を上げることもありました。
暑さを全く感じないといってしまうとウソになってしまいますが、かなり暑さを和らげてくれているのは間違いないといえます。
空調服を利用して初日は、結局一度も下着を交換することはありませんでした。
下着は、多少湿っていましたが、交換するほど汗をかいていませんでしたので、空調服の効果を実感しました。
そして、空調服を利用していない時に比べて、仕事終わりにぐったりとしていたことを考えると、体力的にも消耗しきっていないように感じました。
なにより、休憩のたびに水分をごくごくと大量にとっていたのが、かなり摂取する水分も減りました。
初日にして、空調服の効果を実感することができ、これは利用価値が相当あるなというのが本音です。
空調服の評判は?
私自身、空調服を実際に使用してみて言える、ことは、こんなにいいものをなんでもっと早く使わなかったのだろうと、少し後悔しています。
以前から他の方から聞いていた評判の良さを、もう少し興味を持って受け入れておけばよかったなとつくづく感じてしまいます。
ここからは、そんなすでに空調服を使用している方たちからの、空調服の評判を紹介していきます。
実際に使用していると、空調服のメリットやデメリットにも気づいてきますので、そのあたりを参考にしてもらえれば幸いです。
建設現場で作業40代女性の評判
今回、現場で空調服が必要だよと私に教えてくれた方の評判を紹介します。
その方の使用していた空調服は、バートルのエアクラフトベストタイプのAC1134で、衣服が綿100%でフードが付いているベストタイプです。
ぶっちゃけ、私自身はこの方のマネをしてバートルの商品を購入しました。
この方から、ベストタイプは動きやすくて涼しいよと教えてもらい、ベストタイプを購入しようと思いました。
ただ、その時は、衣服に種類があるとは知らずに、ネットで一番人気の商品を購入してしまいました。
私が購入したのは、ポリエステル100%のタイプでした。
その方の衣服と比べてみると、その素材感は全く別物でした。
ポリエステル100%は非常に軽く撥水加工もしてあるので、雨の日にもべたべたになりにくい利点がありますが、何かに引っ掛かり破れたり火気には弱いという弱点もあります。
そのてん、綿100%は、火気にも強く、破れにくいという利点もありますが、シワになりやすく、雨に濡れると乾きにくく服が重たくなるということもあります。
そのあたりを理解したうえで、どのタイプの空調服を購入するかを決めるといいかもしれませんね。
建設現場で作業の50代男性の評判
続いては、私と一緒に作業している方の評判を紹介していきます。
この方は、すでに数年前から空調服を使用しているということで、夏場はもう空調服無しでは作業できないとまで言っています。
長袖タイプを使用しているのですが、袖元まで風が行き届くので、意外と長袖タイプもいいよと教えてくれました。
建設現場では、長袖が義務付けられているところが多いので、長袖タイプの空調服を着ている人が多い印象ですね。
空調服を使用するうえで、少し気になるところがあるようで、それはバッテリーの充電が手間になっているといっていました。
空調服のバッテリーはどこのメーカーでも、フル充電するのにだいたい8時間前後となっていますので、毎日充電するのは大変のようです。
以前、充電をし忘れてしまい、途中で充電が切れてしまい、暑さで倒れそうになってしまったということで、充電忘れだけはしないように気を付けているようです。
空調服を使ってみた感想と評判のまとめ
いかがだったでしょうか。
初めて使ってみて、正直な感想を言わせてもらうと、こんないい商品をいままで利用してこなかったなんて、もったいないことしていたなと。
真夏日に、滝のように汗をかいてヒーヒー言いながら仕事をしていたことを考えると、今年は少しでも快適に仕事に取り組めるのではないかと思います。
ただ、過度の期待は禁物でもあります。
まったく暑さを感じないと言いうわけでもありませんし、汗もかきますので、しっかりとした水分補給や塩分補給もしなければなりません。
空調服は、多くの人に愛用され、夏のお仕事には欠かせないという良い評判がもっぱらです。
私自身も、今年から使用し始めましたが、もう空調服なしでは仕事ができないというほど効果を実感しています。
まだ空調服を利用したことがないという方には、ぜひおすすめしたいというのが本音です。
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空調服のメーカーごとの互換性は?